不登校の子どもたちの中には、抑うつや不安が極端に強いという症状を見せる子どもたちもいます。
話しかけても返事をしない、食事をとらない、着替えをしない、お風呂に入らない、夜眠れていない、朝起きられない、人との接触を避ける、
学校が近づくと顔面蒼白になって震えてしまう、担任の先生が訪問するとふとんをかぶって部屋から出てこない、周囲の目が気になって行動が制限される、怖くて外に出ることができない
……などなど明らかにふつうではない行動が見られます。
学校に行けなくなった直後は、こういった症状が目立つこともありますが、1カ月以上たってもその症状が改善しないような場合は、専門の医療機関に相談した方がよいこともあります。
発達途上の子どもに対して、脳神経に作用する薬を飲ませるのはどうなのか……と考える方もいるかもしれませんが、緊急回避的に薬をうまく使うというのも1つの方法だと思います。
症状が重くならないうちに、治療を受けて改善するケースもあります。
まずは、内科などのかかりつけ医に相談するというのも1つの手。
そこから専門医を紹介してくれることもあります。
また、今は、適切な医療機関をネットで探せる時代です。
ある程度医療機関を自分でピックアップして、直接電話をかけ、子どもの症状を話して診療をしてくれるかどうかを確認してから受診すると安心です。
※参考サイト
厚生労働省10代・20代のメンタルサポートサイト
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/parent/sos/text2.html
※参考書籍
「ササッとわかる『SAD 社会不安障害』 あがり症の治し方」